ホントに良く働いたよね!
富士通時代に同じ部門で仕事をしていたMさんに会うと、
20年前のことを懐かしむことがある。
「あの頃はホント良く働いたよね・・・」
「ホント、ホント!」
「残業は月150~200時間やったこともあったね・・・。
毎日深夜の2時頃までやって、土日も出勤していた。
深夜になると、正門の前に日の丸タクシーが並んでいて
タクシーチケットをもらうのが、ちょっと嬉しくて・・・」
「残業なんて、3ヶ月で800時間やったことがあったよ。
深夜にタクシーで帰ったら、どうして徹夜しないんだ!って
怒られたんだよ。」
「サービス残業もたくさんしたけど、楽しかったよね。
自分たちが苦労して苦労して開発したものが、工場で
稼動すると、サポートするプレッシャーもあったけど
充実感があったよね・・・」
今の人達がこの会話を聞いたらどう思うだろう・・・?
「労働基準法に引っかかるよ・・・」
「そんなに会社のために働かなくても・・・」
「時代が違うよ・・・」
確かに、富士通が成長を続けていた良き時代の
話かもしれない。ただ、あの時にあんなに働いたと
いうことが、今も自分自身の自信になっていることは
事実だ。
もちろん長い時間働いたということだけでなく、
問題点を解決するためにいくつもの方法を考え、
それぞれの方法のメリット・デメリットを比較しつつ、
試行錯誤して、最良の解決法を見つけ出すという
プロセスも学べたように思っている。
Mさんも、随分前に富士通を辞め、今は、小さい会社で
ビジネスの立上げをやっている。
時々会っては、愚痴を言い合ったり、相談しあったり、
お互いに刺激し合える間柄でずっといたい。
昔の良き時代のことばかり考えてクヨクヨするのは良くないが、
たまには昔を懐かしむのも良いかもしれない・・・。
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